【体験談】親と世帯分離している大学生の現状
こんにちは!
あかくま(@akakuma_1030)です!
今回は、親と世帯分離をしている大学生の金銭面の現状を私の体験談を基にお話をしていきます!
私は、現在大学生で高校生まで母と一緒に生活保護を受給していました。
高校生になって働けるようになってからは、アルバイトを始めました。
でも、バイトしていくら稼いでも、保護費+2〜3万円だけ手元に残り、それ以外は引かれてしまいます。
『生活保護を受給している子ども=就職が当たり前』
そういう考えの人が多いと思います。
それでも、私は過去の経験からどうしても心理学が学びたかった。
私は過去にカウンセラーの方にお世話になり、救われたことがあるんです。
そして、私も誰かを救いたいと思った。
『心理学を学びたい』心からそう思いました。
でもね、『それ理由だと確実にカウンセラーになるわけじゃないから大学へ行かずに働くべきだ』と市の教育委員会の方に言われました。
やっぱり、私は大学へ行っちゃいけないんだ…。
そう思って一度諦めました。
でも、母が『本人が学びたいという気持ちを応援しない親がどこにいるんだ』と一緒に教育委員会の方と戦ってくれたおかげで、今は大学に通うことはできています。
本当に感謝です。
ただ、他の大学生より、確かに苦労が絶えません。
私と同じような状況で『どうしても大学に行きたい』と思っている高校生には諦めて欲しくないです。
もし『これから親と世帯分離するよ』っていう人がいたら、参考にしてもらえると嬉しいです。
金銭面で悩んでいる人も是非読んでみてください!
私がどれくらい奨学金を借りて、どれくらいバイトで稼いで、どのようにお金を使っているか細かく説明していきます。
それ以外の方は、こんな大学生も居るんだってことを知ってもらえたら嬉しいです。
世帯分離とは?
世帯分離とは、住民票に登録されている一つの世帯を、二つ以上の世帯に分けることです。 つまり、現時点で同じ住所に複数の世帯主が登録されているケースで有効ということです。 … ・国民健康保険料の負担額が減ることがある国民健康保険料の金額は前年の所得で計算されるため、世帯分離によって負担額が減ることがあります。引用
簡単に説明すると、『同じ家に住んでるけど、お財布は別々だよ〜』という感じです。
私は母と同じ家に住んでいますが、外食した時は割り勘。
こんな感じです。分かるかな?
ただ私と母の場合、前回は私が払ったから今回は母が払うというように、交互に払うようにしています。
大学生で世帯分離している家庭は少ないですよね。
私の場合、母は生活保護を受給していて1人分の保護費しか貰っていません。
だから、私の分の生活費(光熱費、食費など)は、自分で払わないといけないんですね。
なので毎月、家に私の生活費としてお金を入れています。
どれくらい奨学金を借りて、どれくらいバイトで稼ぐ必要があるのか
『全部自分で管理して』といきなり言われても、何をどうしたらいいのか分からないですよね。
私も分からなくて何度かお金の使い方を失敗しています。
これを読んでくれた人には、そんな失敗はして欲しくないです!
奨学金
私が借りている・もらっている奨学金はこちら。
奨学金一覧 | 月額(円) |
---|---|
日本支援機構 第1種 | 50,000 |
日本支援機構 第2種 | 70,000 |
市の奨学金 | 20,000 |
大学の奨学金(給付型) | 20,000 |
合計 | 160,000 |
大学の奨学金だけ、給付型です。
それ以外は貸付型なので将来、返済が待っています。
私が大学に入学した翌年に、『日本支援機構』『市の奨学金』に給付型ができました。
でも、既に借りている私は給付型へ変更出来ないんです…。
アルバイト
奨学金をたくさん借りているし、『働かなきゃ』そう思うのは当然です。
でも、自分の身体を犠牲にしてまで働くのは本当に良くないです。
私は過去に2つのバイト掛け持ち、最大16連勤をしたことがあります。
朝は6時に起きて、帰りは深夜の1時。
授業中は寝ないようにエナジードリンクを毎日飲む日々…。
こんな生活を繰り返して、疲れから40度の高熱が出たこともよくありました。
これは私の本当にあった体験談です。
現在、私は月に3〜5万円くらい稼ぐようにしています。
これくらいが無理なく、学業・プライベートとのバランスが取れるんですよね!
『稼がなきゃ』と焦る気持ちも分かります。
でも、バイトをしすぎて単位を落としたり、留年したりしたら、元の子も無いです。
お金のやりくり
ここから具体的にお金をどのようにやりくりしていくのか、お話ししていきます。
奨学金 | 160,000 |
---|---|
アルバイト | 50,000 |
合計 | 210,000 |
上記で説明した奨学金とアルバイト代を合わせると月に21万です。
学費
私立大学だとだいたい年120万円くらいだと思います。
月額で計算すると10万円ですね!
交通費
私の場合、大学が遠いので月2万円です。
生活費
母と同じ家に住んでいるけど、母は1人分の保護費しか貰っていません。
なので、私の生活費(光熱費・食費など)として、月3万円を家に入れています。
この生活費の金額は家族と相談して決めてください!
携帯代
もちろん、携帯代も自分で払うことになります。
私の場合は8,000円前後です。
その他+合計
上記に挙げたもの以外に掛かる費用としては、自分の保険料です。
私の場合、月に4,000円ほどです。
この金額は前年度の確定申告の金額によって異なります。
また、20歳を超えたら住民税なども納めなければいけません。
そして、忘れがちなのですが、教科書代もかかります。
専攻している分野によって結構異なると思いますが、教科書代は結構かかるので注意です。
上手くやりくりをしたり、中古で買ったり、図書館で借りてコピーしたり、安く済ませる方法はあります。
上記で説明した費用を合わせると約17万です。
学費 | 100,000 |
---|---|
交通費 | 20,000 |
生活費 | 30,000 |
携帯代 | 8,000 |
その他 | 4,000 |
合計 | 162,000 |
収入21万から支出17万を引くと、4万円です。
この4万円は、自分に使えるお金です。
しかし、毎月全て使い切るのではなく、少しずつでも貯金をすることをオススメします。
給付型の奨学金はとりあえず申し込んでみよう
私のような母と世帯分離をしたいる学生さんや、一人暮らしをしている学生さん、金銭的に苦しい理由はさまざまです。
そんな学生を少しでも支えてあげたい、そんな思いが込められた給付型の奨学金。
ほとんどの大学に、優秀な人や生活が困難な人用の奨学金制度あるはずです。
私は大学3年生になって、始めて申し込んで給付型の奨学金をもらうことが出来ました。
これを読んでる方、なんでもいいからとりあえず申し込んでみましょう!
ダメだったら、他の方法を探せば良いんです。
ここまで読んで「大変そう」だと思ったかもしれません。
でも、大丈夫!なるようになる!
欲しいものがあったら、ほんの少し頑張りを増やせばいい。
私は、パソコンも運転免許の取得も、少しずつ貯金をして購入しました。
キツイ時期もありましたが、今なんと生活出来てます!笑
他の大学生と違う大変さ
他の大学生と違う大変さ、これは覚悟しなくてはなりません。
例えば、バイトして稼いだお金。
他の大学生は全部自分の好きなことに使えます。
だけど、私たちはほとんどが支払いに消えていきます。
私は友達に、
「なんであんなにたくさんバイトしてるのに、金欠なの?」
と言われたことがあります。
始めの頃は、イラッとしました。
本当に仲が良い友達なら話したら分かってくれます。
話したくなかったら、適当に「大きい買い物しちゃった」とか「友達と旅行行くから」とか言っちゃえばいいんです。
付き合いが悪いと言って離れていく友達なんかほっとけばいい。
合わせてたら自分が疲れてしまいます。
私も合わせていた時期がありました。
でも結果的に自分のお金も、自分の時間もなくなるだけでした。
私は、仲のいい友達とお金を使う遊びをする時(旅行やディズニーなど)は、2ヶ月後などに予定を組んでいます。
その間に、1〜3日くらいバイトを増やして余裕を持たせるようにしています。
そうして無理なく、自分が楽しめる方法をみつけましょう!
さいごに
長くなりましたが、今回は私の体験談を基に世帯分離をしている大学生の現状をお話ししました。
同じような境遇の人の参考になったら嬉しいです!
失敗は誰にでもあります。
私も失敗してきました。
お金を使い切ってしまい、教科書が期限までに買えなかったことも、学費が足りなくて母に数万円借りたこともあります。
特にお金は難しいけど、困ったことがあったら必ず大人に相談することです!
なにか質問等ありましたらTwitterのDMでもなんでも、私でよければお話し聞きます!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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